裏の感情

支配の裏には恐れがある。
攻撃の裏には悲しみがある。

攻撃的な人っているでしょう。
理不尽か論理的かは関係なくて、ともかく人を攻撃する人。
直面するととても嫌な気持ちになる。
だけどその怒ってる人、寂しいとか怖いって気持ちを隠してるんだよ。
別にだから優しくしてあげようって話じゃない。
あー恐れてるんだなー、とか、
心の中では寂しくてシクシク泣いてるんだなー、って、
冷静になって考えてみると、間に受けて取り合わなくても良くなるよってお話。

怒鳴ってる人とか不機嫌な人って怖くない?
私は怖いんだよね。
機嫌とって空気をよくしなきゃとか、大声出されたくないから謝らなきゃとか。
攻撃性をそのままモロに受け取っちゃって萎縮してた。
だけど裏側を考えるようになってからは、一瞬はびっくりして萎縮しちゃうかもしれないけど、
あ、私とは無関係じゃん。とか、
自分の立場を守ろうと恐れ慄いてるだけじゃん。って思えるようになって、
関わらないという選択肢を取ることができるようになった。

支配しようとする人もそう。
一体感を持って「こうするだろう」「こうするべきと」思っていた相手が予想外の行動をとることで、
びっくりして自分の価値が危ぶまれるのではないかと恐怖して、支配しようとするようになる。
いかにも相手に価値がないような言い振りで捲し立てるが、本当は自分の価値がなくなることを恐れている。
だから真に受けて気持ちを落とす必要はない。
評価批判されているように感じるかもしれないけど、言葉のマジックに惑わされないで、裏の感情を考えてみよう。

どう対応していったらいいのか。

大切な人なんだったら、相手に寄り添って安心させてあげよう。
それは言葉ででも行動ででも、あなたのことが大好きだよって。
でもこれにはどうしても限度がある。
所詮相手の問題で、こっちにはどうしようもないことだから。
伝わらない場合は迷わず離れよう。
DVやパワハラなどの攻撃性を受け入れる必要はない。
選択権はつねに自分にあることを覚えておいて。
視野が狭くなっているときは、同じように怯えている時かもしれない。